2013年12月10日
野球肘の治療について
野球肘とは投球動作の繰り返しによる関節への負担によって、肘関節内部に「炎症」や「壊死」を発症する肘の症状のひとつです。
野球肘と呼ばれる所以は、その名の通り野球選手に多く発症する病気であることが所以ですが、医学的な正式名称は「離断性骨軟骨炎」と呼ばれます
野球肘は主に野球の投手、ピッチャーに発症するケースが多い事から一般的に「野球肘」と呼ばれる俗称の方が広く知られるようになっております。
野球肘を発症する原因は、疲労や使いすぎによるもので、野球肘は「オーバーユースシンドローム系障害」の一つとして考えられます。
元読売巨人軍の桑田投手がフライに飛びついて肘を痛め手術をしたという事がありましたが…
あれば、衝撃による靭帯断裂でした。野球肘とは違う原因でしたね!
当院では野球肘の初期の段階ではマッサージ治療、テーピング治療、フォーム改善を指導します。早期に痛みを取る事を目指します。
まずは使わない事が前提ですが、痛みがヒドイ様ならば針治療もオススメです
私もずーっと野球をやっていましたが、同級生に肘が痛くなり1年間全力ではボールを投げずに毎日走っていた選手がいました。その選手が、ある程度肘の痛みが取れて本格的にボールを投げる様になったら…
130kぐらいだった球速が145kぐらいまで投げられるようになっていました。
ただ、がむしゃらに投げてばかりではなく走ったり、ストレッチなど土台をしっかり作る事が重要だとその時知りました。その選手は甲子園に行きピッチャーで大活躍。さらにホームランも2本打ちました。身長は165㎝ぐらいの小柄な体系だったのにホームランまで打てる様になって…
肘が痛くなっても焦らず治療しトレーニングしましょう!
ちなみに私は高校1年生の時は136kのストレートが最速でしたが、膝や股関節の痛みに苦しみ高校三年生の時には128kが最速ストレートでした。下半身の強化、ストレッチを怠った事が原因だったと後で判明しました。