2013年12月06日
筋肉痛について
筋肉痛というのはそもそもなぜ起こるんでしょうか?
そしてその痛みにはどんな意味があるのか?
【1.筋肉痛の科学的根拠】
意外なことに、現代医学でも筋肉痛がなぜ起こるのかというメカニズムについてはまだ完全に解明されていないのです。しかし、次のいくつかの要因が筋肉痛に関係していると考えられています。
筋肉痛の原因とは?
【2.疲労物質の蓄積】
ハードな運動を行えば行うほど、筋肉の中には乳酸などの疲労物質が溜まってくることが分かっています。
この溜まった疲労物質が痛みを起こす、というのが筋肉痛発生の原因の一つというわけです。
【3.筋肉・結合組織の損傷】
筋肉は大きな力で収縮を繰り返すと、小さな断裂を起こすことがあります。また、筋肉の中には伸び縮みせずに強度を保っている結合組織という部分があり、筋肉が激しく形を変えることでこの結合組織が傷つくという説もあります。この傷ついた部分が炎症を起こすことによって、痛みが発生するというわけです。
【4.筋肉を修復する時の炎症】
家をリフォームする時に弱くなった壁をはがしたり古くなった柱を取り替えたりするように、傷ついてボロボロになった筋肉の繊維は一度分解されてから、その部分に新しい筋繊維が合成されるという反応が起こります。
筋肉が一度分解されることによって起こる痛み。これが遅れて発生する筋肉痛の原因の一つというのも有力な仮説です。
【筋肉痛は必要なもの?】
ハードな筋力トレーニングを行うと筋肉痛になることはよくありますが、それでは逆に筋肉痛が起こらなかったとしたら、トレーニング内容が不十分だとは判断できません。
当院の治療はそんな筋肉に手技でアプローチし、出来る限り痛みを取る事を最優先します。それから痛みの出ない身体づくり(骨格のゆがみ、バランス調整、日常生活指導)へと移っていきます。