2013年12月04日
ゴルフ肘について
<どんな病気か>
テニス肘と同じように、手首や腕の使いすぎでおこる病気。
ゴルフプレーヤーに多くみられる病気であることから、この名がありますが、正式には、上腕骨内側上顆炎といいます。ゴルフ以外のいろいろな原因でもおこります。
肩から肘にかけての大きな骨の内側上顆には、上腕骨外側上顆についている筋肉に対抗して、手首を手のひら側に曲げる筋肉がついています。
手首や腕の使いすぎで、この付着部が炎症をおこして、この病気がおこります。
<症状>
テニス肘では、肘の外側を押さえると痛みがあり、手首を手の甲のほうに動かすときに、同じところが痛みますが、ゴルフ肘では、肘の内側を押さえると痛み、手首を手のひら側へ動かしたときに痛みがおこります。
<治療>
痛みを取るクリームを使ったマッサージ施術を行います。筋肉を緩め、炎症を取る事で軽快に向かいます。テニス肘の治療と同様、安静にすることが第一です。この場合、肘が痛いからといって、肘関節を固定しても意味がありません。手関節を固定することが重要となります。下の様にテーピングで筋肉をサポートし、動きを制御する治療も併用して早期に痛みが取れる事を目指します。
簡単に取り外しができるエルボーバンドを使用することも有効なことがあります。